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2009年9月 2日 (水)

価格破壊のつけは、いつか自分に返って来る

今、世界中で物価下落が進んでおりますが、これは何も安物だけに限りません。

例えば、先日ニューヨークに参りました際に、【GODIVA】のチョコレートを買いましたがこれがなんと半額になっていたのです。

タイムズスクエアーにある直営店で、賞味期限が切れる寸前のものをバーゲンしているのではなく、普通の商品を半額、中には60%引きで売っていたのです。

お店にはお客はいましたが、誰一人として『お得だから買おう』という人はいませんでした。

値段を下げても買う人がいないのです。

買いたい者からしますと、50%引き、60%引きはあり難いものですが、これで購買意欲を増すかと言えばそうとは言い切れません。

買う人は値段に関係なく買うからです。

今回、【GODIVA】50%引きでしたが、次回ニューヨークに行きました際にはどうなっているか。

とてもレントが払えずに店が消えているかも知れません。

価格を下げるということは結果的に店を殺すということにつながりますが、多くの小売店はこれをわかっていません。

他が値段を下げるから当店も下げようとなれば値下げ競争に巻き込まれ、売上げ減少、利益減少となり、店の経費が賄えなくなり、結果店を閉める事態に追い込まれます。

スーパーのヨーカ堂が20店舗の閉鎖を発表していますが、各スーパー、コンビニがPB商品を打ち出し実質的な価格を下げることで顧客により多く買って貰おうとしているのでしょうが、実際には国民の収入が減っている今(現金給与4.8%減少:14ヶ月連続マイナス)、【売上】の更なる減少を招き、結果として【利益減少・赤字転落】を招いており、自分の首を絞めることになっているのです。

また、先日大阪に行きました際に久しぶりにカウンターしかない【天丼や】さんに行きましたが価格は変わっていませんでしたが具が極端に小さくなっており、驚きました。

以前はいつ行きましても満席になっていましたがパラパラと空き席があり、変だなと思っていましたが、出されたものを見て納得した次第です。

ここまで中身を悪くすれば(えびを小さくすれば)今まで来ていた常連は来なくなります。

今、一般小売業・サービス業界では、

客が来ない>売上げ減少>業績不振>コスト削減>サービス・客の満足度の低下>客の減少 

という<負の連鎖>に落ち込んでいますが、世界中の小売・サービス業がこの<負の連鎖>に落ち込んできており、これが更に進めば究極の【デフレ恐慌】に突入します。

今、そのデフレ恐慌寸前のところに来ており、サービス業・小売業の経営者はで切る限り贅肉を落とし(経費削減・リストラ等)、筋肉体質にしておきませんと、一気に大波に飲み込まれてしまいます。

(Nevada)

ワタシも極小企業の経営者として、価格の検討は常に頭の痛いところです。

しかし、ワタシの業界、価格を下げても仕事が増えないのはわかっています。

それは中国製品が相手だから。。。。

いくら値段を下げても、中国製品に追いつく訳は絶対ありえません。

だからこそワタシは、品質本位・信用第一を基本に極端な価格の調整はしていません。

その時は、会社が終わる時だとわかっているから。。。。

最高の商品を、別に大儲けしなくてもいい、商売がやっていける価格で買っていただくだけです。

それが出来なくなった時には、商売をたたもうかと考えているんです。

そこまで、気をしっかり持たなければ、ワタシ今頃、富士の樹海を彷徨っている筈です。。。。。

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コメント

今の時代、いくら真面目に仕事をやっていても生き残れない

何かあった時の為に、個人でできる副業(投資)をするべきですね

>iさま

正直者がバカをみる。。。。。

そんな世の中です。

そんな世の中だからこそ、「感」を大切にして生きていかなければならないような気がします。

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