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2012年7月 7日 (土)

事なかれ主義が生んだ悲劇・・大津「いじめ死」問題

“自殺練習”の衝撃 事実隠す市、沈黙続けた女性市長 大津の「いじめ死」で新展開

 大津市で昨年10月、いじめに遭っていた市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題が波紋を広げている。「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」。学校側のアンケートに多くの生徒がこう答えたにもかかわらず、市教委がこの事実を公表していなかったことが判明、騒動が再燃したのだ。「伝聞などで事実確認ができなかった」「自殺といじめの因果関係は判断できない」と、腰の引けた対応を繰り返す市教委には全国から抗議が殺到。越直美市長は6日にようやく調査のやり直しを明言したが、後手に回った感は否めない。

 秘められていた一部のアンケートの中身が明らかになったのは今月3日。「(自殺した男子生徒が)昼休みに毎日自殺の練習をさせられていた」「(同級生が)自殺のやり方を練習しておくように言っていた」。生徒16人がいじめの実態についてこう回答していたことが分かったのだ。

 アンケートには「(同級生が)思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた」という、暴行現場を目撃したとする生徒の証言もあった。さらに、「先生も見て見ぬふり」「一度先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と、教諭がいじめを放置していたことを示す回答も14人からあった。

 このアンケートは、男子生徒が昨年10月にマンションから飛び降りた直後、学校側が全校生徒859人を対象に実施。約8割から回答があり、市教委は昨年11月の時点で、男子生徒が同級生にいじめられていた事実を認めていた。

 男子生徒が死んだハチを食べさせられそうになったり、ズボンをずらされたりしたほか、首を絞められたり、整髪料のスプレーをかけられたりした陰惨ないじめの実態も明らかにしていた。

 しかし、一部のアンケートの内容は公表してこなかった。市教委によると、「自殺の練習」との回答はすべて伝聞によるもので、「教諭のいじめ放置」も14人のうち13人が伝聞だったという。非公表としたことについて、澤村憲次・市教育長ら市教委幹部は「直接見たわけでなく、話の内容から確実性が低いと考えた。隠したとは思っていない。アンケートで、学校が事実と判断した内容のみ公表した」と釈明、「追加調査する予定はない」としていた。

 しかしその後、市教委が「いじめた側の教育的配慮も考慮」して、いじめ行為をしたとされる複数の同級生に直接、「自殺練習」について確認していなかったことが判明した。

 伝聞なら“裏取りして”確認するのが当たり前。それもせず、多数の生徒の「勇気ある声」を“無視”してしまった。これでは真実追求より、隠蔽に走ったと取られても仕方ないのではないか。

 現にこの問題が発覚して以降は、市教委に「ちゃんと説明してほしい」「きちんと認めたうえで謝罪して」といった抗議が殺到。テレビの全国ニュースでもたびたび取り上げられ、コメンテーターらからも市教委への厳しい非難が聞かれた。

 一方、この問題で沈黙を続けた越市長に対しても批判が出ている。

 今年1月に就任した越市長は、3月に男子生徒が通っていた中学校の卒業式に出席し、自身も小学3年と高校1年時代にいじめを受け、「今までに2回死にたいと思ったことがある」と涙ぐんで告白。「いじめのない社会をつくる責任がある」と力説していた。ところが、「自殺練習」が発覚して市に抗議が殺到し、市教委の姿勢が批判されても、当初は意見を述べたり、問題解決に向けイニシアチブをとることはなかった。

 男子生徒の両親は今年2月、いじめ行為をしたとする同級生3人とその保護者、大津市に約7720万円の損害賠償を求め提訴したが、市は「自殺に過失責任はない」として全面的に争う構えだ。

 5月の第1回口頭弁論で市は「教員のだれがどこで、いかなるいじめを目撃し放置したか具体的指摘がない」と主張した。これについて、男子生徒の父親は「いじめで死にたいという心情を実体験として明らかにした越市長が、答弁でそのこと(いじめと自殺の因果関係)を否定しているのが信じられない。(いじめ被害を告白した)あのスピーチは政治的パフォーマンスだったのか。そうなら息子の死をパフォーマンスに利用したことになり、あまりにむごい」と批判した。

 さらに、「なぜこのようなことが起きたのか、何一つ隠すことなく白日のもとにさらすことが、学校として当然なのではないか」と学校の調査結果の徹底した公表を求めたが、その1カ月余り後、はからずも市教委が重要な事実を公表していなかったことが露呈した。

 7月17日の第2回口頭弁論で両親は「自殺の練習」や教諭のいじめ放置などについても取り上げる意向だ。

 越市長は6日の記者会見で、「調査をやり直す。有識者の調査委員会を立ち上げる」と述べ、ようやく市として対応に本腰を入れていくことを明言した。「自殺の練習は真実ならいたましい話。市長就任後もっと早く調査に取り組むべきだった」とも話したが、就任から間もなく半年、“ハネムーン期間”も過ぎ、まさにトップとしての実行力が問われている。

(産経ニュース)

この問題は、どこにでも起こりうるケースでもあります。

これは「いじめ」に対しての教職員の事なかれ主義、事件が起こってからの教育委員会や市当局の事なかれ主義。

問題が大きくならないように穏便に無いものにしようとする(隠蔽しようとする)事なかれ主義が一番の問題なのですよね。

教職員(担任・学年主任・教頭・校長)は自分に火の粉が降りかからないように、見てみぬふりや「なあなあ」で時が過ぎるのを待つ。

教育委員会(特に親玉)は自分が長の時に、問題を起こされるのを極端に嫌がります。

「学校内で解決してください・・・」とばかりに。

実際に問題が起きると、教育委員会は公になるのを嫌がり隠蔽や問題を小さく見せようとしたがります。

市当局も教育委員会と同じです。

教育委員会は誰の為にあるんでしょうかね。

子供たちが安全で安心して学校生活が送れるように見守っていくのも仕事のひとつ何のではないのでしょうかね。

086 ワタシ的に言わせれば、教育委員会なんてものは「百害あって一利なし」。

教職員の天下り先って感じにさえ思ってしまいますからねぇ。

教育に携わる大人たちの「事なかれ主義」がなくならない限り、必ずどこかの学校でこういった事件は続いていってしまうと思いますな。

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コメント

やられた方の視点に立たず、集団で殺人的なことやったやつらの方には、保護やら心のケアやら将来が心配やら~こんなことばかりまことしやかに教育専門家と称する連中はテレビで涼しい顔してのたまう。

「おまえらがやったことは陰湿な殺人じゃ。おまえら死んでお詫びせい。」

このぐらいのこと、だれか言ってほしいです。

一番悪いのは加害者達、二番目に悪いのは担任、三番目に悪いのが学校、四番目に悪いのが教育委員会、五番目に悪いのが報道機関。

ところが、事後の見識、対応の悪さが、今後社会にイジメを助長してしまう原因となる、その影響力の度合いは、上記の逆かと。

こんな事後対応してたらいじめがさらに勢いづくだけ。

加害者達には、殺人者のレッテルを一生見えるように貼り背負わす。担任、校長は懲戒免職。
そうしないかぎりイジメ殺人はなくならないと思います。

なくなった生徒も浮かばれません。

私は、1970年2月生まれで、大阪府池田市在住です。

私は、 池田市立細河中学校に通っていた時、 小柄だというだけで 、担任の江藤ますみと、複数の部落民である北古江(地名)の奴らに、いじめられていました。

江藤ますみからのいじめは、毎月、席替えがあったのですが、私だけが、教卓の前の席と、決められていて、席替えに、参加させてもらえませんでした。

部落民の奴らからは、毎日、「 小児麻痺 」と言われ続け、筆箱を、何回もつぶされたり、 いじめられていました。

私は、小柄ですが、勿論、小児麻痺ではなく、身体にも知的にもなんの障害もありませんし、私の母も、障害児を産む様な、卑劣で冷酷な女性ではありません。

担任の 江藤ますみも、 部落民の奴らに 遠慮し、「 小柄なあんたが 悪い 」と言い、全く 、注意もしてくれませんでした。

部落差別とかいうけど、池田市は、全く逆です。

今思えば、私の筆箱をつぶした部落民の奴らを、器物破損罪で、刑事告訴して、少年院にぶち込んでいればよかったと、後悔しています。

私を、いじめた部落の奴らと、席替え差別をして 私を、いじめた部落の奴らを、全く注意をしなかった、江藤ますみを、一生許せない。

私は、部落民の奴らにいじめられた為、埼玉県狭山市で、女子高生を誘拐して殺した、人殺しの部落民の石川一雄を、一生、真犯人だと、信じることにしました。

私は、一生、部落民を嫌うことで、復讐する。

>逃げられない日本人 さま

こんにちわ。

今回の件に関しては、いじめ側の実名などがネット出回っているようですね。

そしてそのいじめた側の親などの情報も出ています。

その情報が本当なら、親(PTA)・教育委員会・公安が複雑に絡み合って、今回のような事件に発展した感があります。

正確な情報が公にされる事を望みますよ。

>大阪府池田市在住の女性 さま

お初でございます~

文面を読んだ限り、お辛い事があったんですねぇ。

ワタシも中学生のころ、自分の身体的特徴によって、ずいぶんな思いをした事があります。

心情お察しいたします。

しかし、過ぎた事をいつまでも念に持って生きるって事は、これまた無駄な心労を重ねる事になりますよ。

『許しなさい』とは言わないんですよ。

『無視して生きた方がイイよ』と言いたいですね。

「そんな事でワタシのあの時の気持ちを変えられるのか」とおっしゃるかも知れません。

でも『無視』して生きる事も必要かと思うんですよ。

ワタシも『無視』している事はたくさんあるのです。

そうでないと、生きていく上で窮屈で窮屈で・・・。

その辺の『無視』して生きるコツみたいのが分かってくると、ずいぶんと気持が楽になると思うんですよ。

ずいぶんと余計な事を申しました。

追記・・ワタシは昔より小柄な娘が好きでした。

比較的最近で言えば、モー娘の矢口とかなっちとか・・

これまた余計な事を申しました。

こんばんは。ひろさんの投稿覧お借りいたします。
池田市の女性の方へ。

いじめは、いじめ張本人が一番悪いと思っています。

彼らの常套手段は子分を作り徒党を組むことです。

学校も学校組織全体で、いじめ生徒に立ち向かわなければ、なかなか制圧はできません。

ワルの生徒は先生の言うことなどききません。

ましてや女性教諭一人でワルなど制圧はできません。

そこで女性教諭は学年主任か教頭に相談し組織力で制圧すべきでした。

女性教諭が上に相談したかしていないか、わかりませんが、話の感じからすると、女性教諭一人で切り抜けようとした感があります。

ワルに迎合する場面は非常に問題有りです。

しかしあなたのことを突き放していたとは思えない節があります。

席がえで、自分だけいつも教壇の前に座らされていたと、差別的に言われていますが、
私はこう思うのです。この女性教諭は、席を常に自分に近くにあなたを置くことによって少しでもワル連中から防御したかったのではないかと、その方策の一つだったのではないかと思いました。

公立中学は義務教育なので退学させるわけにはいきません。

ましてや女性教諭一人ではワルはとてもじゃないですが制圧できません。

そのようなワル連中を爆弾のように毎日抱えながら授業をしなければなりません。

そのような中で、ワルに迎合してしまう場面もあったのでしょう。

それは大変よくないことですが、真っ向から注意し、ワルが暴れ出し、手がつけられないような事態になることを危惧し、その場しのぎで、ワルに迎合してしまい、おとなしい側のあなたにしわ寄せを押し付けたのではないかと思います。

しかし、座席に関しては女性教諭はワル連中からあなたを守りたかった一手段ではないかと思いました。

席がえの件は逆恨みではないでしょうか。

また日本全国に旧被差別地区は非常に多いです。この件のみで部落民を十把一絡げに全て悪のように言うことは、論理の飛躍であり、論理的ではありません。
説得力に欠けています

被差別地区出身を逆手にとってそれを脅しに使っている者も世の中にはいますが立派な方もおられます。

あなたの結論は多くの人への逆差別発言になっていますのでお気付き下さい。

また同じ文面を異常なほど多くのブログに投稿されていますが、ちょっと意図的な別の目的を感じます。

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