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2012年8月 2日 (木)

ロンドン ロンドン ロンドン!

なでしこ、メダルへの舞台は整った!“2位狙い”指令の是非を考える。

 ロンドン五輪グループリーグ第3節、カーディフの地で行われた南アフリカ戦の試合自体に、特別な意味も見るべきものもほとんどなかった。

 試合前のミーティングで、佐々木監督から「ドローを狙える展開であれば、そういうことでいい」と伝えられており、後半は「2位狙い」の指令が出ていたからだ。

 なでしこがF組を1位で通過すると、G組2位のチームと対戦することになる。G組2位には、アメリカあるいはフランスが濃厚だったが、いずれも五輪本大会直前の親善試合で手痛い敗戦を喫しているだけに、メダルマッチ前に対戦するのは避けたい気持ちは容易に理解できた。万が一、敗れることになってはすべてが水泡に帰すからだ。

 また、1位通過すると次の準々決勝はグラスゴーでの試合となるが、ロンドン経由で移動に8時間以上かかる予定だった。一方、2位ならカーディフに滞在したまま次戦を迎えることができる。決勝トーナメントからも中2日での試合が続き、消耗戦になってくるので、移動などによるコンディションへの影響をできるだけ少なくしたい。

 それゆえ、2位通過を目指したわけだが、チームも澤穂希など主力7人を入れ替え、岩渕真奈らサブメンバー中心に編成された。

サブメンバーの“ガス抜き”という効果。

 良い選択だったと思う。

 決勝トーナメントに向けて主力を休ませることが出来たし、サブメンバーは五輪という舞台でプレーすることができた。サブメンバーは展開によっては一度も出場できない、あるいは出場しても数分で終わることも多いが、全選手が五輪のピッチを経験することができたのだ。

 このことは、これから先、メダルを目指した戦いをしていく上で非常に重要な意味を持つ。メンタル面でも戦力面でも、サブメンバーの充実がなければ大きな世界大会は絶対に勝ち抜けない。しかし、試合に出られないことで不満そうな表情が出たり、心が折れそうになる選手もいる。そうした、プレーしたいという欲求を南アフリカ戦で発散させ、ガス抜きが出来たのだ。また、サブメンバーのコンディションと力量、周囲との連係などを見極めることが出来たという収穫も大きい。

 このように先を見据え計算した戦いができるようになったのは、2戦目でグループリーグ突破を決めたからだ。3戦目にグループリーグ突破がかかるような状態では、これほど戦略的にことは運べない。まずは目前の試合を勝つことに集中しなければならず、先のステージを計算することは、なかなかできない。

 2試合で決勝トーナメント進出を決めたことで、色々なことを計算できる「特権」を得たわけだが、この試合をして「なでしこらしくない」と見る向きもあるようだ。

試合内容は忘れられても、メダルは永遠に語り継がれる。

 常に、全力で戦う姿勢を見せるのが「なでしこ」ということなのかもしれない。だが、五輪ではプロセスや姿勢ではなく、メダル獲得が最優先される。時間が経過すれば試合内容はほとんどの人が忘れてしまうだろうが、メダルを獲得したことは永遠に語り継がれる。頂点までの6試合すべてを全力で、ひたむきに戦うのは姿勢としては有りだが、現実的には不可能である。

 なでしこの選手からは、いまもメダル獲得に対するブレは微塵も感じられない。

 宮間あやは、佐々木監督の「2位通過発言問題」で一時はナーバスになりかけた選手を尻目に、「外で、いろいろ言われるのは気にならない。私たちはメダルを取りに来ているので」と、強気な姿勢を崩さない。

 岩清水梓も今日の試合は「メダル獲得のため」と割り切っていたという。

「こういう状況で試合に出るサブメンバーのことを考えたら、やはり難しいというか、かわいそうだと思えてしまいます。でも、だからこそメダルを取って、あの試合は、このメダルを取るための試合だったんだと言いたいんです」

 岩清水は、申し訳なさそうな表情で、そう言った。

準々決勝ブラジル戦からは、いよいよエンジン全開で。

 南アフリカ戦は、佐々木監督の狙いがうまくハマった。「俺がすべて責任を取る」と、選手を送り出し、ドロー狙いを明確にするなど、メダル獲得の確率をほんの少しでも上げるために、あらゆる手段を尽くした。監督がメダルへの執念を見せれば、選手はそれを意気に感じて試合に集中することができる。もっとも今のチームからは、微妙に燻っているものを感じなくはないが……、メダル獲得という目標のもと、なんとかまとまっている。

「これからは、やるだけなんで」

 南アフリカ戦後、宮間は、冷静にそう言った。佐々木監督の策で、舞台は整った。日本時間8月3日(金)、準々決勝ブラジル戦からは、いよいよエンジン全開でメダルマッチを戦っていく。

(number web)

8754 この件に関してはワタシ的には???なんでございますよ。

オリンピックって勝つためなら何でも桶なんだっけ?

そういったのがオリンピック精神科?

わざわざニッポンから、なでしこの試合をチケットを買ってロンドンまで見に行って、見た試合があれじゃぁ~ガッカリだわな。

システム上の問題もあるのかもしれませんね。

メダルを取るまでの対戦相手が見えていたら、戦略的に二位になって、この対戦相手と戦える・・・・などといった考えも浮かぶもの。

メダルに向かってひとつステップが進むたびに対戦相手が随時決まっていく方式のほうが、現時点でどのチームと対戦するのかわからないから、すべての試合を全力で戦っていく事になりそうだと思うんですがね。

他の競技でも「無気力試合」のような事があったようですね。

見てるほうはひとつも面白くない。

なんか良い方法を見つけて欲しい・・・・・というより、オリンピックの存在意義をもう一度考え直すべき時がきているのかもしれませんね。

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