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2013年1月 2日 (水)

真面目な業界(墓石石材卸業)の話

今回は真面目な業界(墓石石材小売業・卸業)向けの話

墓石加工卸業者からみた昨今の墓石事情

 

昨年秋より顕著になってきた傾向

 

1) 日本国内加工での黒系墓石の注文が増えている。

**考えられる原因**

●中国工場で腕のよい職人が高賃金を求めて他社に移たり、高賃金を提示しても汚れる職場は人気がなく、墓石工場に従業員が集まらない為に製品の品質が悪化。その為、製品作成の難しい黒系墓石の注文を受けない中国工場が増えた。

●スウェーデンやインドの黒原石の価格は高価で、黒系原石をストックできる中国工場が減った。→中国工場の経営者は今までの経営で儲けて富裕層が多く、儲けた分を経営が難しくなってきた会社に自分の富を注ぎ込もうとしない。

 

2) 中国産真壁石の価格が下落傾向にある。

●今年の初夏の頃より、真壁石の採掘業者の中で経営難のところが数社あり、今まで採掘場に埋め戻していた処分材(B材以下)を再度掘り起こして中国の会社に原石を売っている。→今秋くらいから極端に安い中国産真壁石が市場に流通し始まっている。(納品時は製品に様々な薬品処理をされている為、良品に近い状態になっている。)

 

 

 

現在、当店で顕著になってきた事

 

1) スウェーデン黒、インドクンナム、インド黒、ラステンバーグ、フィンランドクリーンのような高級黒系色物墓石の注文が増えている。

2) 中国納期でも十分に間に合う真壁青小目・小目の注文が増えている。

3) 当店の月産量において、金額ベースでの確約を求められた。

 

本年以降に考えられる事

 

【中国サイド】

●人件費の高騰、原石価格の値上げ、円安傾向により大幅な製品価格の上昇が考えられる。

●中国国内原石の閉山が相次いでいて、比較的安価な中国製品が減る傾向にある。

●熟練職人不足、就業従業員の極端な不足により、製品の品質は一層悪化する。

●高価な黒系墓石の取り扱い可能工場が減ってくる。

 

【日本国内サイド】

●国内回帰の傾向が顕著になってくるが、卸工場数が全盛期の1/20程度であり職人も減っていて、国内回帰に向かっても墓石を作れる工場が極端に少ない。

●国内原石価格の値上げ(真壁石など)

●大きな卸工場ほど資金難の傾向にあり、業界内で大きな倒産が起こる可能性がある。

●小売業者と卸業者との間で取引量の確約の動きが出てくる。

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コメント

ジーンズメーカー、エドウィンが倒産しかけている原因はユニクロに始まる中国製価格破壊に対する懸念から常見一族が証券投資にて補填を目論んだのが墓穴を掘りました。長持ちする良い品なら必ず支持者、リピーターが応援してくれるのに楽して儲けようとした根性が間違いの元でした。愛国者の片割れの私としてはメイドインジャパンに拘泥し日本人の雇用を守る為にも国産品を優先しております。

>逃げられない日本人 さま

日本人がメイドインジャパンを愛でる。

イイ事でございますよね。

日本人は率先して日本製を買いましょう。

目先の安物買って、日本人が日本人の首しめたらあきません。
やがて自分の首に帰ってきます。

TPP参加は、今のところ危険という考えです。

>逃げられない日本人 さま

そうなんです、日本人が日本で作ったものを買わない限り、日本再生はないのですよ。

日本でモノを作り、日本人がそれを買い、日本国内にお金を落とす。

それしか日本国内の再生はありえんのです。

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